Web Clap倉庫#1(private life おまけ)
「こんな遅くになんか用っすか?」
「んー、寝る前にタカヤの声が聞きたかっただけ」
「そんなんでいちいち九州から電話してこないでくださいよ。電話代もったいないでしょ」
「そんくらい稼いでるっつーの」
「はあ、まあ、そりゃそうでしょうけど」
「?なんか騒がしくねえか?」
「ああ、すみません。西浦んときの仲間が来てるんで」
「なに!おまえ、俺のいない間に男連れ込んでんのかよ!」
「別にいいでしょ。部屋広いんだし」
「そういう問題じゃねえよ。貞操の問題だろうが」
「はあ?あんた酔ってるんですか?俺男ですよ。何考えてんですか」
「くれぐれも油断すんなよ。ちゃんと服着て寝ろよ」
「裸で寝るわけないでしょ。あんたと一緒にしないでください」
「ベッドではちゃんと一人で寝ろよ!他の奴入れたらそいつぶん殴るからな」
「はあ、でも布団足りないんですけど」
「おまっ、まじでおれたちのベッドで寝させるつもりだったんか!」
「別にいいでしょ。大きいし」
「絶対駄目だ!」
「そりゃあんたのベッドですけど、いつも俺だって寝させてくれてるじゃないですか。
元希さん、そんな神経質な性質じゃないでしょ」
「お前以外の男寝させるなんてとんでもねー!!」
「そういうもんですかね」
「あったりまえだろ!」
「はいはい。わかりました」
「なあ、タカヤ。お前ってほんと・・・」
「なんですか?」
「はあ。いや、もういい・・。ああ俺、今すぐそっちに飛んでかえりてえ」
「そんなに眠いんならもう寝たほうがいいですよ。明日も早いんでしょ」
「そういう意味じゃなくて・・・お前を心配してんの」
「俺は大丈夫ですよ。あんたのほうが心配です。
飛んで帰るなんて言わないで、ちゃんと団体行動守ってくださいね」
「わーってるよ。なあ、タカヤ。俺、もう寝るからお休みのキスしてくれよ」
「はあああ?なにばかなこと言ってんですか。そんなん電話で出来るわけないでしょ」
「じゃあ、一緒にいるときはしてくれんのか」
「ヘンな揚げ足とるのやめてくれますか。そんなことするわけないじゃないですか」
「俺はいつもしてんだけどな〜」
「は?」
「いやいや、こっちの話。あーあ。早く帰りてえよ。じゃあな、ちゃんといい子で寝ろよ。おやすみ」
「はい。おやすみなさい」