Web Clap倉庫#3(親譲りの短気でいつも損ばかりしている 後日)



「タカヤー。んだよ。お前まだ怒ってんの」 「・・・怒ってません。落ち込んでるんです」 「なんでだよ」 「オレ、明日からどんな顔して学校に行けばいいんすか」 「別にフツーの顔でいけばいいだろ」 「そりゃ、あんたは平気なんでしょうけど・・ていうか元希さん」 「なんだよ」 「なんであんたはさっきからそんな嬉しそうなんすか」 「だって、これでオレたち公認カップルだろ」 「・・・・」 「タカヤが隠したがるから我慢してやってたけど、これからは心置きなくデートできるな」 「元希さん・・まさか」 「ん?」 「今日のわざとじゃないすよね」 「いやまさか、タカヤがあそこまで激白するとはなー。オレも驚いた」 「・・・絶対しませんから」 「は?」 「絶対デートなんかするか!つーか、もう二度とあんたなんかとは会わねえ!」 「またまた無理すんなって」 「無理じゃねえよ。金輪際その顔見せんな!」 「そやって短気おこすから、後悔すんじゃねーの」 「しねえよ!っつーかニヤニヤすんのやめろ」 「だって、あんとき我にかえったタカヤの顔、すっげ煽られた」 「〜〜〜」 「ほら、その顔。んー、お前ほんっとカワイイな」 「カワイイって言うなっつってんだろ!!ちょっ、やめ、近寄んな!オレに触るなーー!!」