Web Clap倉庫#5 (「阿部とタカヤの×××」 夫婦喧嘩、被害者はシュンちゃん)



「帰ってください!何であんたがここにいるんすか!」 「シュンに連絡もらったんだよ」 「シュン。てめー」 「だ、だって、兄ちゃん、泣いてたから・・」 「泣いてねーよ。いらねえことすんな!」 (泣いてたよー。兄ちゃんってどうしてこんなに素直じゃないのかなあ・・) 「アニキ思いのいい弟じゃねえか。なあシュン」 「シュンを勝手に手なずけないでください!とにかく帰れ!」 「あー、帰るよ。お前も一緒にな」 「イヤです。あんた一人で帰って下さい」 「だいたいなんで、そんな怒ってんだよ」 「あんたが、ヘンなことばっかさせようとするからじゃないすか!」 「なんだよヘンなことって。今日はそんなことしてねーだろ」 (「今日は」なのかー) 「・・・パ、パジャマ着ろって」 「んだよ。パジャマ着ろっつーのがどこがヘンなんだよ」 「二人で一つってのがヘンなんだよ!変態オヤジ!」 (二人で一つ??二人羽織???) 「ばーか。そんなん、新婚のジョーシキだろ」 (へー、そっか常識なんだ。覚えとこうっと) 「そんな常識きいたことねーよ。つーかあんたに常識説かれるのすげーイヤなんすけど」 「タカヤにはこの手の知識が欠けてっかんなー」 (うんうん。兄ちゃん、野球バカだし) 「だいたい、なんであんたがズボンなんすか!」 「そりゃふつー嫁がシャツだろーが」 (そっか。上下一枚ずつ着るんだ。すっげー!でもそりゃ、兄ちゃん恥ずかしがるよなあ) 「そんなことしたら、あんたの肩が冷えるだろ!」 (そっちかよ!兄ちゃんってとことんキャッチだ・・) 「あーそっか」 「なんなんすか。その顔。キモい笑い方しないでください」 「タカヤは俺の体を気遣ってくれてたんだなー」 「違います!」 「タカヤはやっぱりいい嫁だなー」 「だから違うっつってんだろ!人の話聞けよ!」 「じゃ、そーいうことならオレがシャツ着るから、そんでいいだろ」 「・・・・・・・」 「な、いーだろ」 「・・・・・・・」 「タカヤ」 「・・・・・・・まあ、それならいいです」 (えええええええ!?兄ちゃん、それでいいの!?) 「うし。じゃあ帰るぞ。おお、シュン。じゃーまたな!」 (・・・なんか、なんか、僕、兄ちゃんがわからなくなってきちゃったよ、おかーさん) <蛇足>シュンちゃんはこのあとおかーさんにすべて報告します。阿部母大激怒。(末っ子はなんでも母親に喋る)